闘人魔境伝ヘラクレスの栄光

 

 

 

 

 

今日は、私が生まれて初めてプレイした純粋なロールプレイングゲームの事を書いてみます。
『闘人魔境伝ヘラクレスの栄光』です。
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを主人公としてゲームタイトルに置くことで、その世界観を分かりやすく表現しているゲームです。

 

 

当時、小学生であった自分が夢中になっていたものは「ビックリマン」「ドラゴンボール」「週刊少年ジャンプ」「ファミコン」でした。
昔は今のようにゲームの中古販売をしているお店などがなかったため、ファミコンのソフトは平均¥5000くらいするとても高価な物でした。買ってもらったゲームがクソゲーであろうがなんであろうが、半年間は他に買ってもらうことができないような時代です。
もちろん我が家も例外なく、「ベースボール」や「イーアルカンフー」を何百回と遊んだものです。
同級生の間では「ビックリマンシール」が流行っていたので、いつもその話で盛り上がっていたのですが・・・いつの頃からか「ドラクエ」というフレーズを耳にするようになっていました。
当時は、少年ジャンプの「ファミコン神拳」のコーナーで「ドラゴンクエスト」の特集を頻繁にしていたので、気にはなっていたのですが・・写真を見る限りでは文字がたくさん表示されて「ギラ」とか「ホイミ」とか謎のキーワードが並ぶゲームを、子供だった私は面白そうだとは感じませんでした。
その頃はディスクシステムの「ゼルダの伝説」にハマっていたので、もっぱらゼルダか「パルテナの鏡」ばかり遊んでいた感じです。(『ゼルダの伝説』がRPGという人もいますが)
しかしながら、ゼルダの伝説は当時の自分には難しくてクリアすることができなかったのはおろか、ディスクカードがすぐ壊れるような代物だったので、日に日にディスクシステムのゲームがイヤになっていた時期もありました。
そんな私を見かねて母親が誕生日に買ってきてくれたのが、「時空勇伝デビアス」と『闘人魔境伝ヘラクレスの栄光』だったのです。

 

 

パッケージを見た限りでは「デビアス」が面白そうだったので、まずは「ヘラクレスの栄光」から遊んでみることにしたのですが(好きなモノは、最後にとっておくタイプなので)・・・今までに体験したことのないジャンルのゲームに衝撃をうけました!
町に入ると画面が切り替わる方式ではなく、フィールドマップと町が繋がっており同一マップ上に展開されていたので、町から出ると「ラビ」やら「ほこうじゅ」やらが襲い掛かってくるではないですか?!
「たたかう」「にげる」「はなす」などの選択肢がある中で、戸惑いながら「たたかう」を選択すると一撃でコチラがやられてしまいました。(^-^;)
・・・なんだ、このゲームは?
説明書を読まずにプレイするタイプだったので、始めはワケが分からなかったのですが・・・説明書を読んで町の人と話をしていくうちに、少しずつシステムが理解できるようになっていく自分に興奮していたものです。

 

 

武器と防具を買い装備を整えてから、敵と戦う。
しかし、アイテムを買うには敵を倒してお金を手に入れる必要があるが、レベルが上がれば少しずつ強くなっていく・・・。これを踏まえて、情報を収集しながら自分で好きなように物語を進めていくことができる。
かつて体験したことのない展開をみせるロールプレイングゲームに夢中になっていく自分がいましたが、私の母親は何故に「ドラゴンクエスト」ではなく「ヘラクレス」を買ってきたのでしょうか?

 

 

とりあえず、このゲームは「鍛冶屋のへパイトス」と「旅のつばさ」は必須です。
武器には耐久度があって消耗するし、旅の翼がないと移動が困難ですから。
なんで、こんなにリアルにしたんだろう・・・。
鍛冶屋は雇うことでアイテムとして同行したことになるので、「旅のつばさ」は人参を持った状態で「ペルテホース」を見つけて倒せば手に入ります。

 

 

あと、見つけにくいのは「絹の手綱」じゃないでしょうか。
これは、ある程度ゲームを進めたら、アテネの街から薬を売っている商人がいる道をずっと進んでいくといる三人の兵士のうちの一人が持っています。
これを探すのに、どれだけ苦労したことか。

 

 

ちなみに、このゲームはパスワードで再開した場合は一度手に入れたアイテムがまた復活しているので(倒したボスも復活します)再度手に入れることができます。仮に間違えて捨ててしまった場合も安心です。
あとは、「薬」と「いのちの水」は常備したいですね。
終盤は、「破邪の剣」と「シーザーの盾」と「魔法の鎧」があれば、魔法の代わりといわれる「ひむろのうつや」や「杖」「玉」などは必要ありません。自分は、ゼウスの盾以外は最強といわれるゼウス装備を手に入れずにクリアしましたので。片手持ちで最後まで行けます。
ザコ敵は、「死神」などの「がいこつ」系に気をつけましょう。

 

 

続編のスーパーファミコンで発売される「V」は未だに語り継がれるほどの名作です!
その原点となる「闘人魔境伝ヘラクレスの栄光」は、迷作か?神ゲーなのか?


トップへ戻る