ときめきメモリアル

長いゲームの歴史の中で、恋愛シュミレーションゲームの金字塔として思い浮かぶのは、『ときめきメモリアル』ではないでしょうか。

 

コナミより、PCエンジンのSUPER CD-ROM2用ソフトとして発売されたのが最初です。
広く認知されたのはプレイステーション版ですけど、PCエンジン後期に登場するやいなやカルト的人気を誇り移植されました。
私も、『そのまんま東のバーチャルZ』の渡辺浩弐氏が登場するゲームコーナーで、ときめきメモリアルが紹介されていたのを見て、PCエンジンの購入を決断しました。
PCエンジンDuo?RXを買うために、夏休みのバイト代を全額つぎこんだのを覚えています。
しかも、私は地方在住なので・・当時はPCエンジンの新作を予約したり買える店がなかったので、ときめメモを探すのに苦労したのです。
もちろんAmazonやオークションもない時代なので、ドラクエの新作を買う時よりも苦労しました。
人生において、学校帰りに中古ショップでときメモを見つけた時の感動に勝る瞬間はなかったです。

 

 

私立「きらめき高校」にある伝説の樹の下で、女の子から告白されて付き合ったカップルは永遠に幸せになるという・・そんな噂を耳にプレーヤーは、高校生活3年間の中で、卒業式の日に女の子から伝説の樹の下で告白されるのを目的としています。

 

 

意中の子のハートを射止めるには、各キャラクターの重視する項目を上げつつ、デートを重ねる中で必須イベントをこなす必要があります。
しかしながら、学力を上げると運動能力が下がり、体力回復のために寝て過ごすと容姿の数値が下がるという仕組みになっており、全ての能力を均一に上げるのは難しくなっています。
しかも、各ステータスを一定値以上を上げると、その能力の高い人間を求める女の子達が登場するので、思い通りの攻略ができなくなってくるのです。
なぜなら、登場キャラを放置しすぎると勝手にヤキモチを妬いて、変な噂が広まってしまうので。
付き合ってもないのに、なぜ怒られてるのかワケが分からないのですが・・・モテる男はツラい気持ちが体験できてしまいます。(笑)
ヒロイン「藤崎詩織」の求めるスーパーヒーローを目指すのは、困難を極めるでしょう。
でも、その絶妙なバランスこそが「ときメモ」の面白さでもあるのです。

 

 

私も、1990年代の中期・・・次世代機争いの真っ只中の当時、『セガサターン』『ネオジオCD』『PCーFX』『3DO』とソフトが出揃ってない段階で、どのハードを購入するか迷っていました。
何故なら、まだ業界の雄である「任天堂」の次世代機が発表すらされていない時期だったのです。
キラーソフトの数も少なく、決め手はおそらくサードパーティーの参入数で決まるのですが・・・SEGAとNECの動向も分からない状況で判断も難しかったのを覚えています。
そんな時に、雑誌の電撃プレイステーションの特集で『ときめきメモリアル』が発売される予定だ・・・という記事を見て確信しました。
『プレイステーション』が売れるだろう!!・・・と。
次世代機の発売当初は、ゲームの機能をウリにしたアクションやスポーツゲームが多く、RPGが極端に少ない状況でした。
PlayStationの、「マクロス」や「幻想水滸伝」などの発売予定のラインナップを見た時に、様々なジャンルの可能性を図ることができたのです。
はからずも、PCエンジンDuoを買った時と同様に「ときめきメモリアル」でPlayStationの購入を決めたのです。

 

 

美少女ゲームのテンプレのようなゲームであり、美少女ゲームの最大のヒット作ですが、その功績は計り知れないでしょう。
ギャルゲーというジャンルの言葉もでてきて、ADVではなくSLGとなってるように、まるでアニメのような展開ながらも意外にゲーム性は練り込まれています。
当時、OPの主題歌と映像は新鮮で衝撃的でした☆
「ときめきメモリアル」は、第1作ですでに完成されたゲームです!
実際に恋愛したことがない人も、ゲームで恋愛が体験できるでしょう♪


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