藤丸地獄変

私が、プレイステーションで初めてクリアしたシミュレーションゲーム『戦国サイバー藤丸地獄変』。
戦国時代を舞台にしていますが、レーザーやミサイルといったサイバー兵器が飛び交い、どこかぶっ飛んだ性格の忍者がわんさかいる独特な雰囲気が漂うゲームでした。

 


戦国サイバー 藤丸地獄変

 

 

プレイステーションの初期で発売されたSLGなのですが、とにかく難易度の高いゲームでした。
俗に言うマゾゲーで、ゲーム中に何のヒントもなしに特定のキャラでイベントアイテムを入手した後に、条件を満たしたボスを倒さないと本当のエンディングが見れないという無茶な仕様になっています。(別冊の忍者大全を見て、考えるようになっているとか)
しかも、進行上で重要な役割があるキャラが途中で死んでいると詰んでしまいます。普通は、その時点でゲームオーバー画面が表示されるのですが。(^_^;)
しかも、そのステージで該当するキャラの強制出撃の表示がないので、それすらも分からないとあう鬼畜っぷりです。

 

「隠しキャラを含む全てを仲間にし、なおかつ全員が生存している」
「特定のキャラのレベルが一定以上になっている」
「必要な総てのイベントを発生させている事」
「これらの条件を満たし、番外マップ5面をクリアする事」

 

まず、攻略本がないと真のエンディングを見ることはできないでしょう。(^-^;

 

 

システム的には、かくれ里で修行や開発などをして能力を強化したり、新しいアイテムを作っていきます。
流れとしては、章が始まると 
かくれ里→敵忍軍との対決になります。
尚、シナリオが始まるとゲーム途中でセーブすることができません。
このゲームは完全なターン制で、攻撃されたら『ファイアーエムブレム』や『スーパーロボット大戦』のように反撃することができないので、よく戦略を考える必要があります。
私も、ゲーム雑誌の「電撃プレイステーション」を見ながら一度はクリアしたのですが、才蔵や楽天丸が離脱しなかったために幕外シナリオに行くことができず・・真のエンディングを見れないという悔しい思いをしました。
しかし、数年後に何故か再びプレイしたい衝動に駆られ、もう一度攻略本を購入して再度挑戦しました。


イベントに必要なアイテムを入手して、才蔵や人形遣賽天太や傀儡の楽天丸のレベルを調整して無事に三人が抜ければ、あとは仲間を死なせないようにすれば意外と何とかなります。
コツとしては抜けたメンバーを、ゆりな・半蔵・児雷也で補い、敵との相性を考えながら「傍太」の大蛇"ヤマタ"を駆使することです。
基本は、必ず一人の敵を複数で攻めるということです。

 

 

この狂ったような世界観が好きで、個人的にはリメイクや続編がでないかなぁ〜と思っているほどです。
驚愕したのはエンディングで、全員のその後の後日譚があるのですが・・・自由にはなったが、その容姿ゆえに普通の人と馴染めず自殺した者がいたり、一緒に戦った仲間がストーカーになり殺された女の子もいます。

 

忍びの世界がなくなって自由に生きられても、必ずしも上手くいくわけではないシビアな人生・・・そんな教訓を、このゲームは教えてくれます。

 


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