ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

任天堂よりWiiとゲームキューブで発売された、ゼルダの伝説シリーズの12作目です。
Wii最初のタイトルであり、ゲームキューブ最後のタイトルでもあります。
略称は『トワプリ』。「黄昏のお姫様」という意味です。

 

 

2016年3月10日にWiiU版としてリメイク(HD化)された【ゼルダの伝説トワイライトプリンセスHD】が発売されています。
私は、コチラをプレイしました。
フルHDになり、グラフィックが高精細化。
受けるダメージ2倍で、回復のハートが一切なしの左右反転世界「ハードモード」、夜にしか現れなかった敵を探すアイテム「ゴーストカンテラ」、Miiverse用のハンコなどの新要素が追加されています。

 

 

『時のオカリナ』の物語の後、リンクが自分の時代(子供時代)に戻った後から100年以上後の物語。
この世界では7年後の戦いから帰還したこどもリンクの進言によりガノンドロフのトライフォース強奪は未然に防がれているため、『時の勇者』の伝説は始めから存在しない。
しかし、『時のオカリナ』におけるリンクも、意外な形で登場する。

 

 

Wii版では多くのアクションをWiiリモコンで行うことができる。
剣を振る、弓やブーメランの狙いを定める、釣堀で竿を振り、ルアーを動かし、リールを巻く・・・等。
アクションのたびにリモコンから効果音が出てくるのも特徴です♪
Wii版とGC版は演出やマップ等含め、鏡の世界のように全てが左右反転の世界となっています。
これは「右手でリモコンを振ったのにゲーム内のリンクは左手で剣を振る」という違和感をなくすためだそうです。
なので、wii版ではリンクは右手で剣を振り、ミドナは右目が隠れている状態になっています。
GC版ではリンクは今までどおり左手で剣を振っており、ミドナも左目が隠れている。

 

魔王ガノンドロフの野望を打ち砕き、時の賢者ゼルダ姫の手引きによって7年前の少年時代に戻ったリンクは、ガノンドロフを未然に処刑することで魔王の野望を阻止することに成功する。
それと引き換えに、現代のハイラルに「時の勇者リンク」は不在となった……。

 

百数年後。

 

トアル村に暮らす牧童の少年リンクは、魔物にさらわれてしまった村の子供を救うべく後を追った先で、
トワイライトと呼ばれる異世界に足を踏み入れてしまう。
そこで出会った謎の魔物ミドナと共に戦う中で、リンクはトライフォースをめぐる因縁の戦いに身を投じることになっていく。

 

 

今作のリンクは「トワイライト」に入ると、強制的に狼(ウルフリンク)に変身してしまい、特定のイベントをクリアするまで自力では元に戻れなくなります。「マスターソード」の入手後は、狼と人の変身が任意で行えるように。
狼の時は、人の時よりも素早く移動できる他、深い砂地や雪原の上を沈まずに進む・狭い足場を瞬間的に飛び移る・柔らかい地面を掘り進んで障害物の下をくぐる・・・といったアクションも可能になります。
また、特有の「センス」の能力により、魂となった存在を察知して目視したり、覚えた匂いを追跡することも。動物達の言葉も解るように。
攻撃手段は噛み付きが主となりますが、ミドナの魔法によるサポートを得られます。結界を張れば一斉攻撃もできます。
「ポータル」を利用したワープも狼状態でのみです。
基本操作は人間と大差ないので、問題ありません。

 

 

人間リンクの動きも過去作から進化していて、高威力なものや多彩な動きの「奥義」を習得できます♪
覚えるためには、各地に点在する風の像から聞こえるメロディを狼リンクで遠吠えして、出現する金色の狼の元へ行って謎の骸骨剣士から会得します。
最初に習得する「とどめ」以外はクリアに必須ではないですけどが、どの技も強力なのでぜひ習得しましょう。

 

 

今作の見所は、何といっても相棒になるミドナとの関係性でしょう。
最初は高圧的で命令口調なミドナでしたが、リンクのひたむきさとゼルダ姫の優しさに触れ、態度を軟化していきます。
最終的にはリンクを認め、我が身をかえりみずにリンクを救おうとします。
序盤から暗く重苦しい展開が続きますけど、マスターソードの力を取り戻して勇者の力を備えていくリンクの姿に後半は熱くなります!

 

 

 

ゼルダの世界では、ガノンの処遇によって生じたパラレルワールド的な世界の話ですが、従来の『ゼルダ』シリーズのファンから、シリーズの未経験者まで幅広い層が安心して楽しめる、シリーズの中でもプレイしておくべき一作です。

 


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