ギャルゲーとは

ギャルゲーとはギャルゲームの略語で、女性(ギャル)との交流が主体となるゲームのこと。
ヒロインとのコミュニケーションそのものをゲームのメインに置いていて、親交を深めることによって最終的に恋仲になることを目標としています。
恋愛ゲーム」「恋愛シミュレーションゲーム」「美少女ゲーム」ともいわれることも。

 

大半の作品のジャンルはアドベンチャー(ビジュアルノベル等も含む)かシミュレーションに分けられます。
ギャルゲーという言葉は、恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』の大ヒットによって広く知られるようになりましたが、「ギャルゲーでもあり恋愛ゲームでもある」という作品が多くなったというだけであって、元来はギャルゲーに決まったジャンルはありません。
アクションゲームでもシューティングゲームでも、セールスポイントがギャルであるならギャルゲーと呼ばれるのですから。
『夢幻戦士ヴァリス』(1986年)のように、主人公自身というのでもギャルゲーというのが当てはまります。
『アテナ』(1986年)、『マドゥーラの翼』(1986年)、『ワンダーモモ』(1987年)など、昔のギャルゲーでは美少女のギャル本人が主人公というのは定番だったのです。

 

 

ファミコン時代は容量も少なく、一枚絵のグラフィック表示すら簡単には行えない時代だったので、ゲーム内でキャラの魅力を伝えきる事はほぼ困難でした。
そのため、主人公を美少女の女性キャラ(ギャル)にしてパッケージや広告などでキャラの魅力をアピールするという方法が多く用いられたといわれています。
「ときメモ」の大ヒットを受けて、恋愛シミュレーションゲームは「ギャルの魅力を中心に据えたゲーム」であるとして、同様の恋愛ゲームが「恋愛ゲーム=ギャルゲー」という認識が急速に広まっていく事となります。

 

現在では、主人公がギャルというゲームは特別なことではなく、またゲームジャンルの多様化も相まって、実はギャルゲーの定義は曖昧になってきています。

恋愛アドベンチャー

ストーリー重視の恋愛ゲーム。
テキストまたはグラフィックス(あるいはその両方)によって現在プレイヤーの置かれている状況が描写され、それに対しプレイヤーが行動を選択すると行動の結果が示されるので、さらにその状況に対する行動を選択……という操作を繰り返して進めていく、コンピュータとプレイヤーとの対話形式で構成されるゲームになります。
プレイングに反射神経を必要とせず、提示される様々な情報から的確な行動を推理・選択することが求められる、思考型のゲームです。
アドベンチャーは、本来は冒険や探検を意味する単語なのですだが、日本で単にアドベンチャーゲームと言えば冒険ゲームではなく、ほとんどが「立ち絵+メッセージウィンドウ」でストーリーを進める会話主体のスタイルを指します。
プレイヤーは画面に表示されるメッセージを読むことでストーリーを楽しむように想定されていて、コマンド選択はそのままシナリオ分岐と直結しているのです。

最近では、ゲーム性よりストーリーに重点を置いたビジュアルノベルが大半を占めつつあるようです。

適切な選択をして相手を恋に落とし、両思いのエンディングを迎えることが恋愛ゲームにおける攻略となり、主に『選択肢を選んでいくアドベンチャーゲーム』が『恋愛アドベンチャー』になります。

恋愛シミュレーション

恋愛をテーマにしたゲームの中で、特に育成要素のあるものを「恋愛シミュレーションゲーム」と呼ぶことが多いです。

現在では、育成要素がないノベルタイプのゲームが主流となりつつあります。

主人公側に成長要素があるゲームで、「好感度」といったパラメータがあり、イベントでの選択肢によって上下していき、好感度が一定以上で無いと恋愛が成就しません。
相手の好感度を上げるために主人公のステータスを鍛える『ときメモ』のように、数字を管理する育成ゲームの要素やパラメータ増減があるとシミュレーションとされます。

ギャルゲー記事一覧

2009年にエンターブレインから発売されたPS2用恋愛シミュレーションゲームソフト。過去にエンターブレインが発売したゲーム『キミキス』のスタッフが制作に携わっています。前作『キミキス』が夏を描いた作品であるのに対して、本作は冬が舞台。『キミキス』と同じ世界観であるものの時代設定は7〜8年前となっています。そのため携帯電話が普及していなかったり、言葉の言い回し等で古臭く感じるところが多々あるかもしれ...

プレイすることで感動し、「泣かされる」ゲームのことです。何によってどのように感動するかは、実際にゲームをプレイしたプレイヤー次第です。恋愛ゲームやギャルゲーに多いですが、ジャンルやカテゴリとして分けられることもあります。深く結ばれた男女が、過酷な運命に翻弄されるような作風が多いです。人気のあるジャンルです泣きゲーの原点とも言われているのは、「同級生2」の桜子シナリオがヒロインの難病による過酷な運命...

深刻で重いテーマで、プレイ中に憂鬱になってしまう「鬱ゲーム」。要は、鬱展開を描いたゲームのことです。不幸なゲーム展開や救われない悲劇的な結末を描いたタイトルが多いのが特徴で、狂気さゆえに作品によっては「病みゲー」「電波ゲー」と称されることも。

トップへ戻る